私は大学生時代、4年間塾講師のアルバイトをしてきました。大学教授の紹介で、そこは個人経営で行っている少人数の小さな塾でした。塾長のオーナーが一人と私を含めた講師陣が3人というとてもアットホームな環境でした。私はそこで「学びを教える」という教育の根源を教わりました。そこで出会った生徒たち、そして塾長と塾講師の2人とは今でも切っても切れない関係です。
私はちょっと成績的にランクの高い高校を希望していたのですが、判定はAからCとずっとブレていました。受験前にこのままでは本当にまずいと思い、母に相談して家庭教師を受ける事に。単元によって理解度の差が大きいということがわかり、苦手なところを集中的に勉強。家庭教師の先生のおかげで当日は余裕、もちろん合格しました。今でも感謝しています。
★男子テニス・グランドスラム大会
■7,884,000ユーロ Roland Garros 2011, Paris, France (Red Cray)
5日、最終日を迎えた全仏オープン(フランス/パリ、クレーコート)は、男子シングルスの決勝戦が行われ、第1シードのラファエル・ナダル(25歳、スペイン)が、第3シードのロジャー・フェデラー(29歳、スイス)を、7-5 7-6(7-3) 5-7 6-1で下し、全仏では史上最多タイの6勝目、グランドスラムでは通算で10勝目を挙げた。
ナダルとフェデラーがグランドスラムの決勝を戦うのはこれが8度目になる。決勝での対決は19度目。これは80年代から90年代にかけて熾烈なライバル関係を演じたレンドルとマッケンローの20度に次ぎ、アガシとサンプラス、エドバーグとベッカーの16度を大きく上回る。
共にテニス界の頂点に君臨し、一緒に出た大会では、常に上位に進出し続けた両者だからこそ、その対戦も増え、ステージも上がる。「ラファは僕にとって本当の意味でのライバルなんだ」。フェデラーはそう言葉にしている。一つひとつの戦いのすべてが後々の語りぐさになるべき名勝負。それがナダルとフェデラーの関係性だ。決勝前までの対戦成績は、ナダルから16勝8敗とナダルが大きくリード。左打ちのナダルと、右手片手打ちバックハンドのフェデラーとでは、相性の面でこれまではどうしてもナダルに有利に働いて来ていた。
天候は曇り。朝からパリらしくない蒸し暑さ。序盤はお互いにどこか硬さがあった。ナダルのフォアは当たり悪く、短くなったり、コントロールを欠いてラインを割った。フェデラーはナダルのバック攻めを読んで逆手に取り、攻撃につなげた。第1セットはあっという間にフェデラーがリードを広げて5-2とした。しかし、この時点でナダルのフォアに徐々に当たりが戻って来ていた。フェデラーは第9ゲームでブレークバックされ、5-5で迎えた第11ゲームの最初のポイントは、フェデラーの強烈なフォアの逆クロスをフォアで叩き返したナダルが試合の流れを一気にひっくり返してしまった。第1セットはナダルが逆転。7-5でナダルが先行した。
フェデラーはその後もフォアへの回り込みを増やして攻撃的なプレーを継続しようとしていたのだが、ナダルにはそれを読まれ、常に先手を取られる形で第2セットもナダルの5-4でサービスゲームを迎えた。だがここで雨。デュースの場面でレインディレイとなり、約20分の中断が挟まった。再開後のゲームでは、早い展開とドロップショットなどを織り交ぜたフェデラーが挽回し、タイブレークまで持ち込んだのだが、お互いにバックを突く中で、勝負のフォアでミスが出たのがフェデラーだった。第2セットも7-6(7-3)でナダルが取り、王手をかけた。
ここから先はお互いに知力を振り絞り、お互いの意図を読み、裏をかきあう主導権の奪い合いとなっていく。フェデラーがバック攻めを待っていると見れば、ナダルはフォアを突き、フェデラーはそのナダルのフォアを待ち受けて逆襲した。第3セットはフェデラーがその頭脳と気迫で押し切り、7-5で取り返す。「第4セットに入って、OK、ここからまたスタートだと気持ちを入れ替えたよ」とフェデラーは言葉にしたが、このセットではここまでの駆け引きの上に、さらにお互いの全力がぶつかりあう展開となり、二人にとっての真っ向勝負の試合となっていく。
フェデラーのこの決勝ではポイントの起点にしていたドロップショットを読んでナダルが逆襲したかと思えば、フェデラーはリスクを取ってフォアに回り込んでコートの内側に入ってボールを叩いた。「第1セットはラッキーだった。第3セットはもうお手上げだった。相手にああいうプレーをされたらどうにもならないことがある」とナダルは言う。「毎日、いつの瞬間も集中してベストを尽くしていれば、今日みたいにうまくいく時も来る。できない日もあるけどね」。
この全仏でのナダルは、強敵を相手にしたり、ピンチになると、その調子を上げた。決勝で最大のライバルであるフェデラーを前にした時に、自動的にスイッチが入ったとしか思えない試合だった。「ラファはこの全仏ではもちろん、クレーでは長く君臨してきた選手。今日の自分では彼に勝つのに十分なプレーができなかったということなんだと思う」と試合後のフェデラーは意外なほどあっさりした顔で話していた。「多分、君たちが考えているほど落胆はしていない。ジョコビッチを相手にいい試合もできたし、グランドスラムの決勝にも戻って来られた。大会を通じて考えれば、僕はまたいいプレーができるようになってきたと前向きな気持ちを持っているよ」とフェデラーは話した。
終わってみれば、7-5 7-6(7-3) 5-7 6-1でナダルが6度目優勝を達成。ビョルン・ボルグ(スウェーデン)が記録した全仏最多優勝記録に並び、通算のグランドスラムタイトルを10の大台に載せ、歴代6位のビル・チルデン(米国)と並んだ。グランドスラム10勝目を25歳と2日で達成した選手としては、24歳と30日のボルグに次ぐ史上2番目の若さで、16勝のフェデラーをペースでは上回る。
「どの勝利もすべて特別だよ。すべての瞬間に全力を尽くすこと。それが大事なんだと思う」とナダルは言う。ナダルだけではない、この大会ではフェデラーが再び存在感を見せつけ、ジョコビッチやデルポトロなど、多くのタレントがしのぎを削りあい、すべてのラウンドで激戦が演じられた。男子テニスの最も幸せな時代は、もう少し続きそうだ。
現地レポート:浅岡隆太
シングルス
決勝
○ラファエル・ナダル(スペイン)[1] 7-5 7-6(7-3) 5-7 6-1 ●ロジャー・フェデラー(スイス)[3]
準決勝
○ラファエル・ナダル(スペイン)[1] 6-4 7-5 6-4 ●アンディ・マリー(英国)[4]
○ロジャー・フェデラー(スイス)[3] 7-6(5) 6-3 3-6 7-6(5) ●ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2]
準々決勝
【トップハーフ】
○ラファエル・ナダル(スペイン)[1] 6-4 6-1 7-6(3) ●ロビン・セーデリング(スウェーデン)[5]
○アンディ・マリー(英国)[4] 7-6(2) 7-5 6-2 ●フアンイグナシオ・チェラ(アルゼンチン)
【ボトムハーフ】
○ロジャー・フェデラー(スイス)[3] 6-4 6-3 7-6(3) ●ガール・モンフィス(フランス)[9]
○ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 不戦勝 ●ファビオ・フォニュイーニ(イタリア)
※カッコ[ ]内数字はシード順位
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